みんなが大好きな「カレーパン」のルーツを知ろう!

サクサクの衣に包まれ、ふんわりとしたパン生地の中には、スパイシーで濃厚なカレーがぎっしりと詰まったカレーパン。

お惣菜パンのなかでも圧倒的な人気を誇り、最近ではカレーパンに特化した専門店が増加しています。

 

◇カレーパンの起源

カレーパンは、昭和時代になってから誕生しました。

1927年、東京の東京都江東区の「名花堂」という町のパン屋(現:カトレア)の2代目下が実用新案として登録したのがはじまりです。

初めは「洋食パン」と呼ばれていましたが、中にカレーが入っているため、「カレーパン」と呼ばれ、それが今に続いています。

西洋のパンの中にインドのカレーを組み合わせた発想は、日本人以外には思いつかなかったようで、カレーパンはまさに日本オリジナルパンだと言えるでしょう。

 

カレーパンが揚げられる理由は、カレーの具材が水分を多く含んでおり、焼くのが難しかったからです。

そして、1個8銭(現在の価値で約200円前後)という手頃な価格で、高級料理のカレーを手軽に楽しむことができることから、カレーパンは大ヒットしました。

また、パン生地が40gに対して具が70gと、豊富なカレーの分量も成功の要因とされます。

なぜなら、当時の店舗周辺は工場地帯であり、ブルーカラーの労働者が多く住んでいたため、満足感のある食事が求められ、食べごたえのあるカレーパンが重宝されたと言われています。

 

墨田区曳舟のオットポンのカレーパンも是非お試しください。

 

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