「天然酵母」と「ドライイースト」との違いについて

パン作りに欠かせない「発酵」。

その発酵を助ける存在として使われるのが「天然酵母」と「ドライイースト」です。どちらも生地を膨らませる役割を果たしますが、発酵のスピードや風味、仕上がりには大きな違いがあります。

今回は、それぞれの特徴や違いについて、パン作り初心者にもわかりやすく解説します。

 

◇酵母の由来と培養方法

天然酵母は果物や穀物、自然界から採取された野生の酵母や乳酸菌など複数の微生物が混在した状態で培養されます。

一方、ドライイーストはパン作りに適した酵母菌を工場で純粋培養して単一の強い酵母のみを取り出し、乾燥加工したものです。

 

◇栄養面

天然酵母による長時間発酵はパンの栄養価(ビタミンB群やミネラル)が増加し、グルテンの分解も進むため消化がよく腸内環境を整える効果も期待されます。

ドライイーストは発酵が早いため、こうした効果は限定的です。

 

◇まとめ

天然酵母は「自然由来の多様な酵母・菌が複合的に働くゆっくり発酵タイプ」で風味や健康効果に優れますが手間がかかります。

ドライイーストは「工場で純粋培養された単一酵母を乾燥加工した強力で安定した発酵剤」で、使いやすさと製造効率に優れているのが特徴です。

 

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